What We Aim to Achieve
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私はふだん、東京・奥渋谷で美容室とネイルサロンを運営しながら、ヘアメイクアップアーティストとしても活動しています。世界のコレクションや著名人のヘアメイクを担当するなど、「美の最前線」に身を置き、薬剤やケア用品のひとつひとつに一切の妥協なく向き合ってきました。
けれど家に帰れば、私は1歳になる愛犬「ポテト(キャバリア)」を溺愛する、ただの一人の飼い主です。サロンでの緊張感を脱ぎ捨て、ポテトの柔らかな毛並みに顔をうずめる時間が、何よりの癒しでした。
そんなある日のこと。
いつものように、ヘアオイルで髪を整えた直後、足元でしっぽを振るポテトに「よしよし」と手を伸ばしかけたその瞬間。私はふと、手を止めました。
「このオイル、犬の肌に触れても大丈夫なんだろうか?」「その手を舐めてしまっても大丈夫なのだろうか?」「強い香りがついているけど、ポテトにとってはどうなんだろう?」
不安がよぎり、結局、洗面所へ向かい、手を洗ってから撫でることにしました。
たった数分のことかもしれません。
けれど、その小さな「間」に、私は胸が締めつけられるような悲しさを感じたのです。
自分の「きれい」のために選んだものが、愛犬とのふれあいを遠ざけてしまう。そんな矛盾を、見過ごせなくなった瞬間でした。
愛犬と暮らす人の切なる想い
人には「機能」を、犬には「安全」を
この2つは両立しないと言われてきました。
人の髪を美しくするシリコンや合成香料は、犬には不要な化学物質。逆に、犬に優しいだけのケア用品では、大人の髪のツヤやまとまりはつくれない。
市場にある「ペット用」は成分が曖昧だったり、インテリアに馴染まないデザインだったり。
「人間用」は機能性は高くても、愛犬への安全性までは考えられていないのが現状です。
「私たちが本当に欲しいものは、どこにもない」
ないなら、つくるしかない。
これまで多くの美を追求してきたヘアデザイナーの私(橘内)と、命を守る獣医師。
そして、本土最南端・鹿児島県佐多岬の野生の力。すべてを結集して生まれたのが、FENGARI(フェンガリ)です。